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 あだち麗三郎さんの身体ワークショップ 【5/16追記】
あだち麗三郎さんの身体ワークショップが、はじめて福岡で開催されます。
もともとはライブのみの予定が、あだちさんのサイトで身体ワークショップのことを知り、ぜひ福岡でもやってほしい!! とお願いして実現しました。
まずは、「身体ワークショップって何?」という方がほとんどだと思うので、こちらのマンガをご覧ください。





「2003年頃から、アレキサンダーテクニーク、ロルフィング、古武術、野口整体(活元運動)、気功、座禅、ヴォイスヒーリングなど 古今東西の様々な怪しい(笑)ボディーワークを浅く広く(笑)学んだり受けたりしてきたあだちが、『これは日常生活に使える!』 という楽で心地よい生活の動きのコツを惜しみなく教えてしまうワークショップです。
小難しくいうと、身体のことは個人個人で全く違います。なので、実際『教える』ということは成り立たないと考えています。 相互関係の中で今までに感じたことのないような伸びやかさを『観察』してゆく。ということがメインテーマです。
2011年頃からザ・なつやすみバンドのドラマーみずきちゃんにドラムのレッスンをするうちに、 研究してきた身体の動きや意識の置き方なども教えるようになり、それが口コミで広まって、定期的にワークショップとして、開始。
どんな方でも参加できます。」 (あだちさんのサイトより)



…という、今まで身近には無かった感じのワークショップで、でも初めてこれを知った時、とても嬉しかったのです。そもそも、こういう武術とか気功といった身体的な活動にはまったく無縁な私がなぜあだちさんのワークショップに興味をもったかというと、数年前に出会った竹内敏晴さんの本『ことばが劈(ひら)かれるとき』に端を発します。この衝撃的な出会いがあだちさんのワークショップとの出会いに繋がる喜びはかなりのものなのですが、それをちょっとでも共有できたらいいなと、長くなりますが、書いてみることにします。

じつはワークショップに興味をもつきっかけになったのは、あだち麗三郎さんの「6月のパルティータ」特設サイトで九龍ジョーさんが身体論の話の流れで竹内さんの名前を挙げていたことでした。竹内さんの名前自体ふだんあまり見ることが無かったので、まさかここに出てくるとは! という驚きがありました。とはいえ、私が竹内敏晴さんに興味をもった入口は、身体論よりも言語論というか、哲学的な部分でした。と書くとむつかしい感じがしますが、哲学的なことには興味あるけれどなかなか理解できなかったことが、竹内さんの本を読むととても分かりやすく、すっと入ってきたのです。『ことばが劈かれるとき』には、話し言葉にしても書き言葉にしても、“ことば”というものに長いことコンプレックスをもってきた自分にとって勇気をもらう言葉がたくさんあり、座右の書にしたい一冊になりました。なかでもいちばん衝撃を受けた言葉があるのですが、それだけ抜き出しても分かり難く、解説すると長くなり過ぎるし今回の件とはあまり関係ないので、またの機会に書くことにします(たぶん。いつか書きたいと思ってます)。

竹内さんは少年時代に病気で聴覚を失い、その後回復するものの長年に渡ってコミュニケーションに苦しんできました。竹内さんが“こえ”と“ことば”を必死に、少しずつ回復していく過程はまさに血の滲むような道のりで、読んでいる方も苦しくなるほどです。だからこそ“ことば”を獲得した日常が、ふつうの人には当たり前であっても竹内さんには“毎日が祝祭”であり、少しでもコミュニケーションに関して悩んだことのある人なら、共感をもって祝福したくなると思います。そんな竹内さんが演劇と出会い、「ことばは行動である」という一言に集約される近代演劇(スタニスラフスキー・システム)に取り組むようになります。
“ことば”を獲得した竹内さんがあらためて着目したのが、“からだ”だったのです。

――ことばは、(中略)「おい」という呼びかけから、二三時間にわたる大演説まで、みんなこえによる、「他者」に対するからだの働きかけである。
(竹内敏晴『ことばがひらかれるとき』ちくま文庫より)

やがて野口三千三さんの野口体操に出会い、「からだ」の概念を大きく変革していくことになります。たとえば「地面の上に立っている」という意識を変え、「鎖をぶらさげたのを逆にしたように、地球の中心から外へぶら下がっているとき、もっとも自由で、楽で、大きな運動量を蓄えることができる」という意識のもと、最終的にはそんな意識からもすべて解放されながら、さまざまなワークショップを実践していきます。上のマンガに描かれているあだちさんのワークショップも、基本的な考え方は近いように感じました。

72年に野口さんたちの協力によって始まった「竹内演劇教室」は、「俳優を育てるということよりも、演技レッスンという形によってしか劈(ひら)かれない人間の可能性を劈く手伝いをしたい」との思いで始まりました。

――毎年私は多くの若い人々に会う。生き生きとして圧倒されそうな若さにあふれている。しかし、そのうちに一人ひとりと詳しくつきあい、からだが見えてくると、それぞれに微妙な歪み(かりにそう言っておく)をせおっていることが見えてくる(中略)その歪みの志向するものを了解し、それをつきつめ、表現にまで昴め、ある場合はそれをとりのぞき、ぬけ出す手助けをすること(中略)演技のレッスンは私にとって、そういう場になっている。
からだは、自分と世界とのふれる境界線であり、そこに必死になって生きようとしている自分の状況が顕在化しているのだと言えるだろう。解放ということがありうるとすれば、それはまずそのかたち、姿勢を変えることであり、表現ということは、そこへ至ろうとする努力がそのかたちとの間に起こす闘いの姿である、と私は考えたい。
(竹内敏晴『ことばが劈かれるとき』ちくま文庫より)

そうしてひとりひとりがレッスンを通じて「自分のからだが志向していること」を発見し、驚き、それが自分自身を知ることに繋がる過程は感動の連続でした。実際に私もちょっと、見よう見まねで実践してみたものもあります。そんなわけでこれらのレッスンに魅せられ、機会があれば受けてみたい! と思っていました。しかしそのとき竹内さんは既にこの世の人ではなく、竹内レッスンも解散していると知って、がっかりしました。そんな時にあだちさんの身体ワークショップのことを知り、やっていることがかなり近いものだったので、これは!! と思ったのでした。もちろん同じものではないし、竹内さんのレッスンが年単位で一人一人とじっくり向き合うのに対しあだちさんのレッスンは1時間半なので、こういった成果が生まれるものとは違うと思いますが、からだに対する考え方の根本は近いものがあり、興味を持つ人が気軽に入ってみるにはぴったりの機会ではないか、と思ったのです。


そんなわけで、偶然にもあだちさんのワークショップに出会えたことが本当に嬉しく、ワクワクしています。
なんか面白そうだな〜っていう人も、あだちさんとお話してみたい! という人も、動機は何でもOK!
どんな人でも受けられます(10才以下は無料!)。
ぜひこの貴重な機会に足を運んでみてください。

【追記】
予約が定員に達したのでいったん締切とさせていただきます。
もしキャンセルが出た場合は改めてお知らせします。​

 

「あだち麗三郎の身体ワークショップ in 福岡」 
 
 2014年5月18日(日) 
 am10:30〜am12:00(午前中開催!) 
 会場:地下鉄 赤坂駅そば(予約された方にお伝えします) 
 料金:¥2,000(10才以下は無料)  SOLD OUT
   定員:15名様
 ご予約・お問い合わせ: southpop@um.lolipop.jp 

 ★ 地下鉄赤坂駅(Googleマップ)
   地下鉄空港線 博多駅から約8分、天神駅から約2分
  http://goo.gl/maps/iTHn8
 


 
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